富母里(とんもり)神楽を観てきました。(Part2です)
こんにちは。
先日お伝えしていた「富母里神楽」の続きをご紹介します。
これは「榊の舞」です。恐ろしい形相をしていますが
両手に榊の枝や剣を持って、四方の災いを払っているようです。


こちらは「盆の舞」です。
盆いっぱいのお菓子を氏子さんや観客に撒いたあと
空になった盆を手の平に乗せ、落とさずに上下左右に振り回して舞います。

遠心力をうまく利用するんですね。
おや? ひょっとこさんがふらりとやってきました。
珍しい舞に興味津々のようですよ。

いつしか負けじと舞い始めますが、これがなかなか上手い!
寝っ転がっての舞いも堂々と競り合って、会場から歓声があがります。

いやいや、えらく親しみやすい演目ですね。
これに続くのは「恵比寿の舞」です。
七福神の恵比寿さまですから、今度はきっと優雅な舞いなんでしょう・・・

と、思いきや、
何だか動きがあやしいですね。

もっともっとあやしげな様子の天狗さまも登場。
天狗さんは恵比寿さんの獲物を狙っているに違いないのですが
どうやら二人で釣りを始めるようです。

やおら観客へ向けて釣り糸を垂れます。
何を釣ろうというのか・・

これですよ。(あ、やっぱり。)
ほんとに笑ってるのかと思うほど 嬉しそうな面がハマってます。
(このあと天狗さんがうまい事言ってこのお金を横取りしちゃうんですけどね)

違う方向に投げたら、今度は じゃらじゃらと硬貨がたくさん釣れましたが
「わしは紙の方がええがなぁ」って
千円札が釣れたら釣れたで「紙の色が違うやつが・・」って言うし。
この辺りで既に「神様」というより、どう見ても近所のおもろいおっちゃんどうしの
やり取りと変わらなく見えてきました。
(演者の術中にはまっている証拠か!?でもほんとに面白いんですよ。これが。)

「えさを付けんといけんのやないかな?」と、バナナを付けてみたりしながら
いろんな方向へ投げてみます。

子どもたちにはバナナだけ取られたりして ぼやいてましたが
ちゃんとご祝儀を用意しておられる方もあるんですね。

(餌だけ取られてひっくり返るふたり)

釣れたものが何だか分からない時には、ひょっとこさんを呼んでは訊いていました。
![IMG_9679[1]](http://blog-imgs-47.fc2.com/e/h/i/ehimekennanyo/2011111901344609b.jpg)
「これは俵って言いますらい。お米を包むもんですらい。」
このひょっとこさん(禰宜さんというそうです)もそうですが、
かなりアドリブを加えて演じているようですね。
見る側の雰囲気や盛り上がりの様子を勘案しながら、絶妙なかけあいを
繰り広げます。

最後は本物の鯛を釣り上げ、神前に納めて幕、といった感じでした。
登場人物の説明や背景を知らなくても十二分に笑い、楽しめるこの演目、
是非みなさんにも見ていただきたいです
こちらは「大蛮」という舞。

恐ろしい形相の面に負けないド迫力の舞いでした。

観客を威嚇して回りますが、こうして邪気を払うのが目的なのかもしれません。


さらに大切な役割がこちら。地域の幼子を抱え上げ、健康を祈ります。
子ともにとってはこれ以上ないくらいの恐怖でしょう・・

もう少し大きな子ども達とは相撲をとります。
子どもがこの大きな大蛮に臆することなく力いっぱい投げを打つまで
胸を貸します。

いつかこの子たちが大蛮を演じてくれる日が来るといいですね♪

見るものと演じるものが一体となって盛り上がるこの神楽は
昔もこのように地域の中で楽しまれ、伝承されていったのでしょうね。
とても見ごたえのある楽しい神楽です。
是非一度ご覧になられてはいかがでしょうか。
どんぐりでした。
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先日お伝えしていた「富母里神楽」の続きをご紹介します。
これは「榊の舞」です。恐ろしい形相をしていますが
両手に榊の枝や剣を持って、四方の災いを払っているようです。


こちらは「盆の舞」です。
盆いっぱいのお菓子を氏子さんや観客に撒いたあと
空になった盆を手の平に乗せ、落とさずに上下左右に振り回して舞います。


遠心力をうまく利用するんですね。
おや? ひょっとこさんがふらりとやってきました。
珍しい舞に興味津々のようですよ。

いつしか負けじと舞い始めますが、これがなかなか上手い!
寝っ転がっての舞いも堂々と競り合って、会場から歓声があがります。

いやいや、えらく親しみやすい演目ですね。
これに続くのは「恵比寿の舞」です。
七福神の恵比寿さまですから、今度はきっと優雅な舞いなんでしょう・・・

と、思いきや、
何だか動きがあやしいですね。

もっともっとあやしげな様子の天狗さまも登場。
天狗さんは恵比寿さんの獲物を狙っているに違いないのですが
どうやら二人で釣りを始めるようです。

やおら観客へ向けて釣り糸を垂れます。
何を釣ろうというのか・・

これですよ。(あ、やっぱり。)
ほんとに笑ってるのかと思うほど 嬉しそうな面がハマってます。
(このあと天狗さんがうまい事言ってこのお金を横取りしちゃうんですけどね)

違う方向に投げたら、今度は じゃらじゃらと硬貨がたくさん釣れましたが
「わしは紙の方がええがなぁ」って

千円札が釣れたら釣れたで「紙の色が違うやつが・・」って言うし。
この辺りで既に「神様」というより、どう見ても近所のおもろいおっちゃんどうしの
やり取りと変わらなく見えてきました。
(演者の術中にはまっている証拠か!?でもほんとに面白いんですよ。これが。)

「えさを付けんといけんのやないかな?」と、バナナを付けてみたりしながら
いろんな方向へ投げてみます。

子どもたちにはバナナだけ取られたりして ぼやいてましたが
ちゃんとご祝儀を用意しておられる方もあるんですね。

(餌だけ取られてひっくり返るふたり)

釣れたものが何だか分からない時には、ひょっとこさんを呼んでは訊いていました。
![IMG_9679[1]](http://blog-imgs-47.fc2.com/e/h/i/ehimekennanyo/2011111901344609b.jpg)
「これは俵って言いますらい。お米を包むもんですらい。」
このひょっとこさん(禰宜さんというそうです)もそうですが、
かなりアドリブを加えて演じているようですね。
見る側の雰囲気や盛り上がりの様子を勘案しながら、絶妙なかけあいを
繰り広げます。

最後は本物の鯛を釣り上げ、神前に納めて幕、といった感じでした。
登場人物の説明や背景を知らなくても十二分に笑い、楽しめるこの演目、
是非みなさんにも見ていただきたいです

こちらは「大蛮」という舞。

恐ろしい形相の面に負けないド迫力の舞いでした。

観客を威嚇して回りますが、こうして邪気を払うのが目的なのかもしれません。


さらに大切な役割がこちら。地域の幼子を抱え上げ、健康を祈ります。
子ともにとってはこれ以上ないくらいの恐怖でしょう・・

もう少し大きな子ども達とは相撲をとります。
子どもがこの大きな大蛮に臆することなく力いっぱい投げを打つまで
胸を貸します。

いつかこの子たちが大蛮を演じてくれる日が来るといいですね♪

見るものと演じるものが一体となって盛り上がるこの神楽は
昔もこのように地域の中で楽しまれ、伝承されていったのでしょうね。
とても見ごたえのある楽しい神楽です。
是非一度ご覧になられてはいかがでしょうか。
どんぐりでした。
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テーマ : 香川・愛媛・高知・徳島 - ジャンル : 地域情報
コメント
まさに!
私の隣の人は
コメントありがとうございます。
私の隣で写真を撮っていた方など、中入り後の演目は、ほとんど大笑いしっぱなしでしたよ♪
maさんのような臨場感のある写真ではないですが、地元関係者の方が気遣ってくださったので、拝殿の脇の良い位置で撮らせてもらうことが出来ました。日吉の方は優しい方が多いです♪♪
私の隣で写真を撮っていた方など、中入り後の演目は、ほとんど大笑いしっぱなしでしたよ♪
maさんのような臨場感のある写真ではないですが、地元関係者の方が気遣ってくださったので、拝殿の脇の良い位置で撮らせてもらうことが出来ました。日吉の方は優しい方が多いです♪♪
コメントの投稿
太鼓たたくのもうれしいことなんですが、自分が本当にしたかったのは富母里神楽をブログで紹介することでした。
どんぐりさんすばらしいです!記事にしたのは今回の自分らがはじめてなんじゃないかな?d(^∀^*)