内子町・八日市護国地区での観月会を観てきました。
こんにちは。
昨夜は中秋の名月でしたね。 皆さんもご覧になられましたか?
今回は、内子町八日市・護国地区で
9月11日(日)と12日(月)に開催された観月会を観に行ってきました。
八日市護国地区は、伝統的建造物群保存地区として
南予では有数の観光地です。
私も度々訪れていますが、月と行灯で照らされた内子の町並みを見る機会って
なかなか無いですよね。

約600メートルの町並保存地区全体を観月会の会場とし、
およそ400個の吊り行灯や竹行灯で飾られます。

午後6時半あたりから次第に宵闇に包まれていき
この頃には鑑賞に訪れる方の数もどんどん増えていきます。

行灯に書かれた俳句を眺めながら 行灯のやわらかな灯りのなかを
ゆっくりと散策するのは とっても気持ちいいですね。

実は観月会に初めて訪れましたが、思いのほか多くのお客さんが
見えられているのにびっくり。
毎年来ておられる方も多いのだとか。
でも、分かる気がします。
散策している方のお話を聞いても、「こんなに凄い(いい)とは思わなかった」
との声が多かったですしネ。

特産の和紙を使った作品も、夜ならではの趣を見せてくれます。
こちらの淡くてカラフルな行灯には、優しくやわらかなデザインの切り絵が施されていて、
道行く人たちが惹きつけられていました。
色や絵柄によって 温かくも涼しげにもなるんですね。

こちらは五十崎社中さんのギルディング。
手漉き和紙に金粉で装飾したこの作品も、夜の灯りに透かされた美しさを
体感するのは初めて。
和室や玄関まわりの一部に装飾で使えたら素敵でしょうねー。

建物の上に月が顔をのぞかせる時刻になると、そのあまりの明るさに
あちらこちらで「ほうっ!」「すごい!」って感嘆の声が聞かれました。
(ありゃ、肝心の月がはっきり写ってないですね。ごめんなさい
)
こういう雰囲気の中で味わう名月は、やっぱり違います。

この日、楽しみにしていたのが この「はぜとり踊り」でした。
江戸時代後期から明治にかけて内子の繁栄を支えた和ろうそくの原料となる
「はぜ」をとる作業を唄ったものだそうです。

【はぜとり唄】
「何の因果で はぜとりなろた 離れ小枝が おそろしい
はなれ小枝は しぼりもなるが 綱が切れたら 命まで
めらというたが 折れねばよいが 折れりゃ旦那の 目が光る
鳥の中でも 喰われぬとりは ろうとり はぜとり 油とり」
内子は、、木蝋(晒蝋)と和紙の生産で栄えましたが
細いハゼの木に登り実をとる作業に携わった人たちは、時として
命がけで作業を行ったのでしょう。
この街の繁栄を偲ばせる豪華な建物たちが
ろうそくの灯りと影で印象的に照らし出される中、
まさにその影ともいうべき存在だった作業者たちの苦労や悲哀に
思いをはせながら しんみりと唄を聴いてしまいました。

また、会場では民家を開放しての琴の生演奏もありましたよ。
光と影と音の幻想的な空間に 約2時間、たっぷり癒してもらいました。

この観月会は毎年催されていますので、
是非来年は 観に来てみてくださいね。
どんぐりでした。
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今回は、内子町八日市・護国地区で
9月11日(日)と12日(月)に開催された観月会を観に行ってきました。
八日市護国地区は、伝統的建造物群保存地区として
南予では有数の観光地です。
私も度々訪れていますが、月と行灯で照らされた内子の町並みを見る機会って
なかなか無いですよね。

約600メートルの町並保存地区全体を観月会の会場とし、
およそ400個の吊り行灯や竹行灯で飾られます。

午後6時半あたりから次第に宵闇に包まれていき
この頃には鑑賞に訪れる方の数もどんどん増えていきます。

行灯に書かれた俳句を眺めながら 行灯のやわらかな灯りのなかを
ゆっくりと散策するのは とっても気持ちいいですね。

実は観月会に初めて訪れましたが、思いのほか多くのお客さんが
見えられているのにびっくり。
毎年来ておられる方も多いのだとか。
でも、分かる気がします。
散策している方のお話を聞いても、「こんなに凄い(いい)とは思わなかった」
との声が多かったですしネ。

特産の和紙を使った作品も、夜ならではの趣を見せてくれます。
こちらの淡くてカラフルな行灯には、優しくやわらかなデザインの切り絵が施されていて、
道行く人たちが惹きつけられていました。
色や絵柄によって 温かくも涼しげにもなるんですね。

こちらは五十崎社中さんのギルディング。
手漉き和紙に金粉で装飾したこの作品も、夜の灯りに透かされた美しさを
体感するのは初めて。
和室や玄関まわりの一部に装飾で使えたら素敵でしょうねー。

建物の上に月が顔をのぞかせる時刻になると、そのあまりの明るさに
あちらこちらで「ほうっ!」「すごい!」って感嘆の声が聞かれました。
(ありゃ、肝心の月がはっきり写ってないですね。ごめんなさい

こういう雰囲気の中で味わう名月は、やっぱり違います。

この日、楽しみにしていたのが この「はぜとり踊り」でした。
江戸時代後期から明治にかけて内子の繁栄を支えた和ろうそくの原料となる
「はぜ」をとる作業を唄ったものだそうです。

【はぜとり唄】
「何の因果で はぜとりなろた 離れ小枝が おそろしい
はなれ小枝は しぼりもなるが 綱が切れたら 命まで
めらというたが 折れねばよいが 折れりゃ旦那の 目が光る
鳥の中でも 喰われぬとりは ろうとり はぜとり 油とり」
内子は、、木蝋(晒蝋)と和紙の生産で栄えましたが
細いハゼの木に登り実をとる作業に携わった人たちは、時として
命がけで作業を行ったのでしょう。
この街の繁栄を偲ばせる豪華な建物たちが
ろうそくの灯りと影で印象的に照らし出される中、
まさにその影ともいうべき存在だった作業者たちの苦労や悲哀に
思いをはせながら しんみりと唄を聴いてしまいました。

また、会場では民家を開放しての琴の生演奏もありましたよ。
光と影と音の幻想的な空間に 約2時間、たっぷり癒してもらいました。

この観月会は毎年催されていますので、
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