逆杖の公孫樹を見てきました。

こんにちは。 どんぐりです。

以前、二名っ子さんが北宇和郡松野町奥内の棚田をご紹介した折に
少し触れていた「逆杖の公孫樹(さかづえのイチョウ)」ですが、
土曜日の午前中に時間が空いたので、
地面いっぱいに落葉したイチョウの葉を撮影したくて
見に行ってきました。(場所はこちら)(棚田の記事はこちら

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日の出直後の、まだ誰もいない風景を狙うつもりが
出遅れて、現場に着いたのは9時半・・

まあ そのでっかいこと!! しかも何なんでしょう、この太さ!?

それより、現場に着くなり大勢の賑やかな声が聞こえます。

え・・!?  いやな予感・・

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よりによって、落ち葉を掃除しているじゃありませんか(T_T)

お話を聞くと、地元の老人クラブの方々が、毎年この時期に
落ち葉の掃除をされているそうです。

早起きしなかった罰か・・とも思いましたが
こうして地元の方とお話できるのは むしろ幸運ですよね

みなさんといっしょに過ごしながら いろんなお話を聞かせていただけました♪

皆さんとても仲が良く、明るく優しい方ばかり。
掃除が終わった皆さんと、最後は一緒にお茶まで・・
本当にお世話になりました

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さて、イチョウに話を戻しますが
やっぱり落葉しているこの時期は、樹勢がよく見てとれますね。


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現在、このイチョウは高さ32.7m、幹回りは約12メートルあるそうです。
(根元の太さを例えるなら、そうですね・・
 6畳間の広さか、やや広いぐらいでしょうか。)

いろんな大学の先生方も見えられたそうですが、樹齢は推定で約千年と
言われているようです。

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根元には次々と若い芽が湧き出ていて、
中央の3本の太い幹を守るように密集しています。

この木はまだ若々しい生命に満ち溢れている、そんな印象を受けました。

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イチョウには雄木と牝木(ぎんなんが実るほう)がありますが、この木は雄木。

千年もの間、一人でいたのでは寂しかろうと考えた地元の方は、
約40年前、隣にお嫁さんを迎えたのだとか。
それがこちら。

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今では高さも30メートルに迫るほどですが、年の差は何と960年!
若いお嫁さんですね

ただ、地元の皆さん曰く、
「毎年50キロほどギンナンを実らせてくれる働きもんよ」とのこと。

老人クラブの大事な収入源なんよ、という話も聞きましたので
みなさん採らないでくださいね


では、この日、地元の方に教えていただいた見どころを3つご紹介しますネ。

まず1つ目ですが、木の裏側から中央付近を見上げた辺りに
地元の方が「観音様かも」と噂している
木の枝というか、こぶのようなものがあるのですが・・

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確かに、そんな風に見えませんか??
不思議ですね・・

次に2つ目。お堂の横に、「石鎚様」と呼ぶ祠があり、そのかたわらには
穴の開いた小石がたくさん置かれています。

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実は、この横にある薬師堂の本尊、お薬師さまが耳の病を治す と言われており、
お参りした方のうち完治した方々がそのお礼に奉納していったものなのだとか。
自然に穴の開いている石を一生懸命探して、持ってこられる方が多いのだそう。

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さて3つ目は、主役の「逆杖の公孫樹」ですが・・

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このイチョウについては、杖を突いたのが根付いた、とされる弘法大師伝説を
私も聞いていたのですが、木の元に掲げられた看板には
僧が」杖をついたとしか書いてありません。

・・弘法大師が、と書いていないのはナゼ?

これについて地元の方曰く、
昔から語り継がれているのは
「ここから北側、山寄りにある譲羽(ゆずりは)の集落方向から山を越えて
きた僧が、このお堂の傍の家で一夜の宿を借りた際に、ここに突き立てた
イチョウの杖が根付いた」というものらしく、
弘法大師伝説は おそらく後からついたものではないか・・ という話も。
(ちなみに、その僧が一宿一飯のお礼にと彫って、薬師堂に奉納した仏像が
昔は残っていたそう・・ 安政元年にお堂の焼失でなくなったとのこと。)


譲羽(ゆずりは)の集落というのは、現在の遊鶴羽(ゆずりは)のことで、
奥内の棚田がある場所。

実際、その集落には、ここに突き立てたイチョウの枝を杖代わりに採った木、
つまり、この逆杖のイチョウにとっての「親」と呼ぶべき木についても
語り継がれています。

それがこれ(棚田の集落のすぐ上 にあります)

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こちらもぜひ探してみてくださいね。


・・その僧が 実は弘法大師だった、かどうか!?

皆さんはどう思いますか??


どんぐりでした。


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コメント

あれ~

自分もてっきり弘法大師が逆さに地面にさした杖が育ったイチョウなんだと思ってました・・・
真相はどうなんでしょうね。。(’0’*)

意外でした。

地元の方の話にによると、その僧が泊まったお宅がどこの家だとか、
けっこう詳しい話が伝わっているようで。

でも、その僧が弘法大師ではない、という確証はないので
私は信じたいと思っています。
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