八幡浜市保内町の町並み探訪【前編】

こんにちは。

今回は八幡浜市保内町に残る古い町並みを歩いてみました。
少し長くなるので、前後編の2回に分けてお届けします。


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ここ八幡浜市保内町は明治期にハゼの交易、銅鉱山、海運などで栄え、明治11年には愛媛で初めての銀行第二十九国立銀行が設立されました。
また、明治20年には四国で初めての紡績会社「宇和紡績」(後の東洋紡績川之石工場)が操業を開始、明治22年には宇和紡績の工場内で自家発電が開始され、四国で初めて電灯の火がともるなど、文明開化期をリードした地だったんですね。


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最初に訪れたのは、「旧白石和太郎邸洋館」です。
(場所はこちら

紡績工場と大峯銅山の経営で財を成した実業家、白石和太郎氏により建てられた洋館で明治30年代の建築では、とのことです。

この洋館前には無料の駐車場がありますので、ここに車を止めて町並みを見て回るのがいいのではないでしょうか。


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説明がありましたので、パチリ。


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早速入ってみました。
管理人さんのいる時は中を見ることができます。中の案内もしていただけますよ。


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中に入ってまず目に付いたのは、玄関の天井飾り・・・。
世界地図と天使ですね。


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アップで!!


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管理人さんの説明を熱心に(?)聞く我が取材班・・・。


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この建物、戦後の1950年(昭和25年)から1989年(平成元年)まで川之石ドレスメーカー女学院として使用されていました。
地元では「ドレメ」という愛称で親しまれていましたとか。


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さて、旧白石和太郎邸洋館の隣にもう1件立派な建物があります
こちらは「旧宇都宮壮十郎邸」です。
宇都宮家は貿易業や鉱山業で栄えたとか・・・。

この建物ですが、屋根が丸みを帯びているのが分かるでしょうか?「むくり屋根」というそうですよ。
一見和風の外見ですが、小屋組みにはトラス構造を採用、中には暖炉もある和洋折衷の造りになっているそうです。

・・・このお宅ですが、現在も住宅として利用されておりますので中の見学は出来ません。
外からの見学もお住まいの方に迷惑の掛からないようにお願いします。


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旧宇都宮邸の横の路地は「赤レンガ小路」と呼ばれています。


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ひたすら続く赤いレンガ・・・
一部の塀については、東洋紡績の工場を壊したときのレンガを再利用されたとも言われているようです。


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明治の時代を感じさせる小道でした。


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小道を歩いて少し高台になった所へ・・・
先程の2件のお宅が見えましたので、パチリ。


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さて、続いては少し南に歩いてみると・・・
この川は宮内川。もうすぐ海になります。

住宅がずら~りと立ち並ぶその護岸を見てみると・・・


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これこれ・・・矢羽根積みの護岸です。
地元で産出される青石を見事に積んであります。

この護岸がずっと続いていました。


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この趣のある保内の町並み・・・


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まだまだ見所は続くのですが、今回はここまで。
次回【後編】に続きます。

昼間歩くのはまだキツイよ~と思うGONでした。 早く涼しくなれっ!!

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テーマ : 香川・愛媛・高知・徳島 - ジャンル : 地域情報

コメント

No title

上からサーっと目を通していると4枚目の写真で手が止まりました。
古い町並みにピッタリの風景ですね。(モデルさん???)
個人的にこういうレイアウト好きです。
もちろん町並みの取材もいいですよ。。。

No title

ほ~っ。。恍惚としました。洋館の美しさもさることながら…説明書きをぴったり納めた写真に目をみはりました。三脚使ってないですよね~多分?すごいセンスです♪
あと合併で設置者が八幡浜市に直されているのが、なんとなく物悲しく思いました。。。

それにしてもAさんモデルすてきですね♪(^m^)
でもそのままスナップで撮ったというより、4枚目も5枚目も注文に答えてアングルを決めたように思いますね~
とくに5枚目の写真に撮影者の技量を感じます。。やっぱりGONさんでした☆

ありがとうございます

町人Mさん、いつもありがとうございます。
趣のある街の景色には、人がいた方が絵になりますよね。
たまたまここは別の用件もあってモデルさんに同行してもらえたのですが・・・
また機会があれば絵になるモデルさんも交えた紹介ができたらいいなと思います。

ありがとうございます

maさん、いつもありがとうございます。

あの看板の写真はソフトで若干補正しています・・・すみません。
いつも丁寧に撮ろうとはしているんですが、どうしても角度やレンズ自体の歪みもあり、なかなかまっすぐには撮りにくいですよね。

モデルさん、お褒めいただきありがとうございます。
好評ならシリーズ化もあるかも?(いや、無理かも・・・)
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