滑床渓谷沢歩きです!! (+須ノ川のおまけ付き)

こんにちは。GONです。
今回は宇和島市及び北宇和郡松野町にある「滑床渓谷」の沢歩きのレポートを紹介します。

レポートしていただくのは今年4月に松山市に転勤された“O係長”です!

いや~O係長、お久しぶりです!
やはりO係長は松山に異動されても南予のことを忘れたわけではなかったんですね!! ありがとうございます!!!

O係長には【滑床渓谷の大の滝】や【南予アルプス】の写真を提供していただいたり、【三浦権現山】の登山レポートを提供していただいたりと、ヒジョ~にお世話になっております。

今回は三浦権現山に続くレポート第2弾ということで、楽しみです!!
では、どうぞ!!
 
久々に記事を投稿します。
たまたま週末に宇和島へ行く用事があったので、この機会を利用して滑床渓谷に行ってきました。

松山への異動後早くも半年近く経過し、梅雨が明けて今年も暑い夏がやってきました。この暑い中、山歩きをするにしても涼しい3000m級の本州の山々へ行くのならまだしも、ここ四国の近場でどこか行くとなると…2000m級の石鎚山でも真夏ははっきり言って暑い!そんなときお勧めが「沢歩き」です。

幸い南予には「滑床渓谷」があります。どんなところかは今更言うまでもありませんが、日本の滝百選の「雪輪の滝」を初めとする大小多種にわたる滝や、独特の滑(なめ)と呼ばれる花崗岩の沢が連続する四国を代表する渓谷の一つです。(GONさんの過去の記事あり)

2年前に松野町主催の沢歩きイベントに参加して以来、このシーズンに滑床渓谷へ行くのを恒例としています。夏に渓谷で水に漬かりながら、ヘルメットをかぶってザイルなどを使って急流の沢や滝を遡るのを通常「沢登り」「シャワークライミング」と言いますが、滑床ではコースさえ選べば比較的平坦な沢が大部分の手軽でのんびりとした「沢歩き」ができます。


写真1

いつもどおり駐車場を出発して約30分で、日本の滝百選の「雪輪の滝」へ到着。これまでにいくつも滝や沢を通過しますがここは通常の登山道を登って行きます。この区間は一部を除いて本格的な装備の沢登りでないと不可能で、途中で何組かフル装備の沢登りのグループを見かけました。

滑床に来る大部分の観光客はここで引き返しますが、ここの良さはこの奥何㎞先も美しい渓谷が続くことです。


写真2

雪輪の滝から登山道を15分くらい遡ると、「中滑(なかすべり)」というところ着きます。
滑床で私の一番のお気に入りの滝(と言うほど落差はありませんが)です。いつ来てもすがすがしくいい場所です。


写真3

中滑から5分程度で「千畳敷」に到着。


写真4

名前のごとく非常に広く気持ちいい場所です。
さあ、今日はここを沢歩きのスタート地点とします。


写真5

一般の登山靴から沢登り専用の靴に履き替えます。底にフェルトを貼り付けたこの手の靴でないとコケなどで滑ってしまいます。(釣具店に売っている2000円程度からある沢タビでも可)
駐車場からこれで登りたいのですが、普通の登山道だとすぐに底のフェルトが擦り減るので、ここまでザックに入れて背負ってきました。


写真6~7

滑床の登山道自体は川沿いに設けられているため、夏でも比較的涼しいですが、川に下りて実際に足を入れると涼しさは格別です。水量はまずまず。今回は水辺に多い蜂もほとんど見かけません。


写真8

ここは川幅が非常にせまく溝のようになっています。ここでこけると流され大怪我をしますので用心用心。と思って、ここを無事通り過ぎてまもなく、深みに足を滑らせ半身ずぶ濡れとなってしまいました。


写真9

S字峡です。本日2匹目の蛇に遭いました。泳ぎが実にうまかった。


写真10

きれいに写っていませんが、渕には魚が結構います。沢歩きといっても、ずっと川の中を歩くのではなく、本格的な沢登りと違って、渕や滝がある場合は当然迂回して全身が濡れないよう進みます。


写真11

4年ほど前の台風?の時の大水で、支流の沢の上から転がり落ちてきた巨石。恐るべし。


写真12

昔の木材運搬のトロッコ軌道の橋の跡、橋台部分の石積みが残っています。


写真13

千畳敷から1時間以上掛けて、ようやく「奥千畳」へ到着。登山道なら30分もかかりません。


写真14

ここで小休止。すると足元にクモに似た見慣れない生物が…。後で調べると「ザトウムシ」の1種で、クモよりダニに近いの仲間とのこと。


写真15

ここ奥千畳は滑床渓谷の本流と次に大きい支流の合流点となっており、写真右側が本流の「一の俣」、左が三本杭(滑床山)へと続く登山道と並行している支流の「二の俣」です。


写真16

滑床の沢歩きの醍醐味はここ二の俣で、ここからは渕や滝も少なく、ゆったりと歩くことができます。手軽に沢歩きを楽しみたいのなら、ここをスタートとするのも可です。


写真17

約30分で本日のゴール地点(標高約750m)に到着。天然のミニ滑り台があります。まだまだ上流を遡れば行けますが、この先傾斜が急になってきますので今回はここまでとします。


写真18
写真18-2

しばし休憩の後、もと来た川を引き返します。下りは沢靴を履いていても油断すると滑りますので、登り以上にここは慎重に。


写真19
写真20

こんなトンボを捕まえました。山の清流にいるのはサイズが小さいですね。


写真21

今日は時間があまりないので、帰路の沢歩きはS字峡付近までとし、ここで沢靴を登山靴に履き替えます。


写真22

登山道を下って30分程度で午前中に通り過ぎた雪輪の滝です。ちょうど夏の風物詩「滝滑り」をやってました。子ども連れにはこっちの方がいいでしょう。

約1年ぶりの沢歩きでしたが、今日は雪輪の滝より奥には誰一人と遭わず、サル1匹とヘビ2匹と遭遇したくらいで、静かな単独行でした。あらためて夏の山行きは沢歩きに限ると感じた一日でした。

おまけです。
 
写真23
写真24
写真25
写真26
写真27

せっかく南予に足を伸ばしたので、翌日は愛南町内海の「須ノ川海岸」でシュノーケリングをしてきました。【どんぐりさんの記事はこちら
いつ行ってもここの魚は人懐っこくて、その多さはすごい!の一言。
大阪から来ている方に聞いてみましたが、魚の多さで言えば沖縄や高知の足摺の方より須ノ川の方がいいとか。行ったことがない方はこの夏是非とも。(行くときは魚肉ソーセージを忘れずに)
 ・
 ・
 ・
O係長どうもありがとうございました!!

滑床での沢歩きに須ノ川海岸でのシュノーケリング・・・南予を満喫されてますねぇ~。
バリバリのインドア派の私では書けない貴重なレポートありがとうございました!!

厳しい暑さが続くこの夏ですが、南予で暑さを吹き飛ばす体験!!いかがでしょうか。  
今回は記事をアップしただけ・・・のGONでした。

ブログランキングに参加しています。下のバナーを1日1回クリックしていただくとランキングが上がり励みになります・・・。

スポンサーサイト



テーマ : 香川・愛媛・高知・徳島 - ジャンル : 地域情報

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する