西予市 宇和文化の里をご案内~。

こんにちは。

今回は西予市宇和町、宇和文化の里をご案内します。

宇和町は江戸時代、宇和島藩随一の在郷町、宿場町として栄え、その江戸時代後期から明治時代の趣のある町並みが宇和町卯之町の中町(なかのちょう)に今も残っています。
【西予市宇和町卯之町伝統的建造物保存地区】

西予市はその町並みの保存に地道に取り組んできたのですが、この程!なんと!! 国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に選定されました!

この重伝建地区ですが、全国では86番目、県内では内子町の八日市護国伝建地区に次いで2番目の選定となります。

では、その趣のある町並みをご覧下さい。
どうぞ!
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え~と、スミマセン。取材日が1月17日でしたので、まだ雪が残っています。ご勘弁下さい。
白壁が美しいですね。
のんびり歩きたい町並みです。


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それにしても立派な家ですね~。


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こちらは、鳥居門です。
庄屋の鳥居半兵衛が建てたのですが、門が立派過ぎて庄屋には見分不相応であると藩から戒められ、郊外の村に左遷された・・・という話が残っているそうです。
トホホ・・・。


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こちらは、蘭学者 高野長英の隠れ家です。

天保10年(1839年)、蛮社の獄で捕らえられた長英は、その後牢屋敷の火災に乗じて脱獄し逃亡生活が始まるのですが、嘉永2年(1849年)に学友・二宮敬作を頼って卯之町にやって来た時にかくまわれたのがここです。
二宮敬作宅の離れの2階にかくまわれていたのですが、現在はその2階部分だけが残っています。


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こちら、赤いポストのある建物は宇和民具館です。
ここは多数の歴史ある民具類を展示しているのですが、現在企画展として「牛鬼展」を開催しています。
宇和町内の数々の牛鬼の頭を展示(1体だけ全体を展示してあります)していますので、是非お越し下さい。
期間は今年の12月頃までだそうです。
ただし、お祭りになると牛鬼はそれぞれの地区に帰ってしまうそうです。(10月20日頃(?)です。)
ま、そうなったら牛鬼はお祭りで見られますよね。


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民具館を過ぎて右手に光教寺というお寺へと続く道がありまして、開明学校もこちらにあります。
実は先程の民具館の入口も、こちらの道を進んで開明学校の向かいにあります。


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開明学校です。
明治15年に建てられたこの校舎は国の重要文化財に指定されています。
中は明治から昭和初期までの教科書など約6,000点が展示されています。

開明学校の隣には開明学校の最初の校舎(明治5~15年)となった私塾の申義堂と、宇和町内で発見された縄文時代から室町時代までの遺物を展示した歴史民族資料館があります。


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どんどん行きましょう。
こちらは、宇和先哲記念館です。
多くの偉業を残した、宇和町にゆかりのある人物の資料などを展示しています。

さて、この宇和文化の里には先程紹介した民具館、開明学校、先哲記念館と米博物館(旧宇和町小学校舎で109mの長い廊下があります。)の4つの資料館があります。
それぞれに見学していくと1館200円(小中学生100円)の入館料が掛かりますが、学遊切符というセット券だと400円(小中学生200円)で4館全て見学できますので、お得ですよ。

あ、米博物館は今回は取材しておりません・・・。
また、機会があれば紹介したいと思います。


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色々見て回ってちょっと疲れたな~、と思ったらここ。
文化の里休憩所です。
無料で開放されていますので、気軽にお立ち寄り下さい。


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喫茶・ギャラリー「池田屋」さんです。
築約200年の酒蔵の土間を活用し、喫茶・ギャラリーになっています。
町内外の作家の作品などが月代わりで展示されています。
不定期でアコースティックライブなども行われていますよ。


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こちらは四国電力さんの「よんでん和み館」です。
四国電力さんは平成18年から「古民家再生プロジェクト」を立ち上げ、特にこの南予地方に多く残る古民家を後世にまで残すために、電化リフォームなどで快適な住環境を提供し、住み継いで行くための活動を展開されていますが、そのモデルハウス(?)ともいえるのがこの和み館です。
2月から毎週木曜日(13:00~16:00)に古民家カフェを開くそうです。
館内の見学も出来ますので、時間などを確認の上、お越し下さい。


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さて、先程紹介した宇和先哲記念館から北東の山手に向かって少しばかり歩くと「雨山公園」に着きます。
この雨山公園には、日本彫塑界の祖といわれる「白井 雨山」作の神武天皇像があります。

こちら
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??・・・スミマセン、すみません・・。間違えました・・・。

これは平成21年8月末まで東京お台場に展示され、平成22年7月~23年5月まで、静岡市葵区のJR東静岡駅前に展示されることになった「機動戦士ガンダム」像(1/1スケール)ではないですか・・・。(説明長いな・・・)(T_T)

南予ネタでもないし、ガンダム紹介して検索数アップさせる魂胆が見え見えですが・・・
スミマセン、好きなんですよ・・。お台場まで見に行きました。また静岡に見に行きたいです。
ガンダム世代なんで許してください・・・。




・・・ということで、気を取り直して
どうぞ!
 
 ↓

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白井雨山は東京美術学校(現在の東京芸術大学美術学部の前身です)で彫刻を学び、優秀な成績で卒業。
同校の助教授として教壇に立つ傍ら、日本の彫刻界が西洋より遅れていることを憂い、文部省に建白書を提出するなど、東京美術学校塑造科の設置に尽力しました。
その後も塑造科の教授として、「長崎平和祈念像」で有名な北村西望をはじめ、朝倉文夫・建畠大夢(たてはたたいむ)等の彫刻界の第1人者を育て上げるなど、日本の彫刻(彫塑)の発展に尽くした方だそうです。

・・・と、宇和文化の里、紹介するところがてんこ盛りですね。

とにかく、この町並みはゆっくりと歩いて見て回りたい趣があります。
みなさんも天気のいい日に是非お越し下さい。




お・ま・け


中町界隈の紹介は以上で終了なのですが、余った時間で少し歩いてみましたので、少し紹介したいと思います。

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雨山公園」を過ぎると「明石寺」への案内板がありました。
明石寺といえば、初詣第2弾として紹介したお寺ですね。(記事はこちら

800m・・・微妙な距離だな~~と思っていると・・


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山の中の道は、まだ雪が多く残っています。
雪ですね。雪・・・

雪を見ると反射的に行ってみたくなります。
行ってみることにしました(^_^;)。


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途中には休憩するところもあります。
今休憩すると風邪引きそうなので、休憩しないで行きます。


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峠に来ました。
登りきつかったです・・。

あと200mです。もう少し・・・。


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あとは下りを一直線!!
・・・すべりそうです。恐る恐る下ります。


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明石寺に到着しました。
所要時間は20分ほどでした。


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再び訪れた雪の明石寺をパチリ。
かつて徒歩で参拝するのが当たり前だった時代は、この山道が表参道だったようです。

中町を歩いて見て回り、歩いて明石寺を参拝! 健康的な休日を過ごせますね!



長い記事でした。最後まで見ていただいてありがとうございます!   GONでした。

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