祝! 「四国西予」ジオパーク認定!!
こんにちは。
今回はジオパークの話題を・・・
既にご存知の方も多いと思いますが、西予市が9月24日に日本ジオパークに認定されました!
ジオパークとは何ぞや・・・と思われた方は、ココでの説明は長くなるので割愛しますので・・・(スミマセン。)
ジオパークでググって、日本ジオパークネットワークのHPをご参照下さい。
ま、要は「大地(地球)の公園」ということらしいです。
西予市は、約4億年前の地層「黒瀬川構造帯」や大野ヶ原のカルストなど“大地”の1級品の素材が揃っているところであり、また、気候が良く開けたこの土地は古くから人々の営みが活発なところでした。
そこで、祝ジオパーク認定!ということで、西予市の“ジオ”なポイントや歴史のポイントを写真で巡ってみたいと思います。
それでは、どうぞ!!

最初は、西予市三瓶町の須崎海岸です。
見えている地層は「黒瀬川構造帯」の一部で、地殻変動で地層が垂直にそびえ立っております。

なかなか見応えがありますよ~。

この須崎海岸を対岸から見ると「寝観音」になります。
観音様が仰向けに寝ています。分かりますか?

続いては、西予市明浜町狩浜の段々畑です。
宇和島市の遊子の段畑にも負けない段々畑が続いております。
しかも、この段畑は石灰岩で作られております。

そして、ここは明浜町大早津の石灰鉱山跡です。
セメントの原料などに使用されていました。

こちらは、明浜にある「碆ノ手の鯨塚」です。
天保の飢饉の時にこの海に大きな鯨が現れ、そのおかげで、多くの人々が飢餓から救われたそうで、
宇和島藩主伊達宗紀公(天赦園の記事で紹介しましたね。)の御沙汰により、
「鱗王院殿法界全果大居士」と殿様級の戒名がつけられて供養されたそうです。

続いて西予市宇和町になります。
そうめん流しで有名?な「観音水」です。
全国名水百選に選ばれている湧水で、日量は約8,000トンです。

こちらは「法華津峠」です。
チャートの崖があり、ここから見る宇和海は「最高」の一言です。

ここは、宇和町の「山田薬師」。
昭和38年の豪雨で裏山から落ちてきたチャートの大岩がこちら。

宇和盆地は古くからの遺跡などもたくさんあります。
こちらは、「樫木駄馬古墳」。7世紀前後の古墳です。

こちらは、「笠置峠古墳」。
西南四国最古の前方後円墳で、4世紀始めに作られたそうです。

笠置峠古墳のある山の中腹にある「ものい嶽」という大きな岩から見る宇和盆地です。

こちらは笠置峠古墳の近くにある「岩木観音嶽」。(左です。)
これもチャートの大岩みたいです。
近くで見ると相当な迫力・・・。

左を見ると観音堂があります。
この大岩、洞穴部分から弥生時代の土器が出土したそうで、岩木観音嶽洞穴遺跡と看板が立っていました。

宇和で忘れてはいけないのは、この卯之町の町並みですね。
ライトアップイベント「卯のホタル」から1枚。

こちらは、西予市野村町の「桂川渓谷」です。
ここもチャートの断崖がそそり立って、かなりの迫力です。
先程の岩木観音嶽もそうですが、ここも「隠れた名所」です。
是非多くの方に見ていただきたいっ。

そして、「黒瀬川構造帯」の城川町。
しかし、これが黒瀬川構造帯だっ!という写真を撮り忘れましたので・・・看板でご勘弁を・・・
かつてはオーストラリアの所に位置していたものが、大規模な地殻変動でここまで移動してきたそうです。

城川町で産出されたアンモナイト(ですよね?)の化石。
城川では古生代から中生代の化石が多数産出されております。

こちらは、先程の看板の近くにある「岩上田」。
高さ約5mのチャートの岩の窪みでお米を作っています。
小さな田んぼは作ろうと思えばいくらでも出来るかもしれませんが、
私的にはこの田んぼが「日本一趣のある小さな田んぼ」です。

こちらは、城川町川津南の「穴神鍾乳洞」です。
中生代ジュラ紀の石灰岩で出来た全長約300mの鍾乳洞です。
この鍾乳洞、照明などはあるのですが、は普段は鍵が掛かって入れませんので、見学の際は西予市観光協会城川支部(0894-82-1111)までお問い合わせ下さい。

鍾乳洞といえば、もうひとつ、野村町大野ヶ原の「羅漢穴」です。
こちらは、全長545m。四国最大級の鍾乳洞です。
照明などはありませんので、ライトは必需品ですよ。
ヘルメットも忘れずに!自己責任で探検してください!!

そして、最後は「大野ヶ原」。
日本三大カルストのひとつ「四国カルスト」の一部です。
この写真は標高1,402mの「源氏ケ駄馬」に登る途中に撮ったものです。
源氏ケ駄馬という山の名前は、平家の残党がカルストの白い石灰岩を源氏の白馬と見間違えたという伝説からつけられたそうです。

最後に源氏ケ駄馬でのんびりくつろぐ牛をパチリ。
海抜0mから1,400mまで駆け足で紹介しましたが、まだまだ紹介していないところがたくさんあります。
知られていないところもたくさんあります。
また、機会があればご紹介します!

こちらが四国西予ジオパークのロゴです。
・・・ということで、「四国西予」ジオパーク認定おめでとうございます!
これを契機に西予市がどんどん盛り上っていくといいですね。
そして、次は世界ジオパークだ!!
GONでした。
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今回はジオパークの話題を・・・
既にご存知の方も多いと思いますが、西予市が9月24日に日本ジオパークに認定されました!
ジオパークとは何ぞや・・・と思われた方は、ココでの説明は長くなるので割愛しますので・・・(スミマセン。)
ジオパークでググって、日本ジオパークネットワークのHPをご参照下さい。
ま、要は「大地(地球)の公園」ということらしいです。
西予市は、約4億年前の地層「黒瀬川構造帯」や大野ヶ原のカルストなど“大地”の1級品の素材が揃っているところであり、また、気候が良く開けたこの土地は古くから人々の営みが活発なところでした。
そこで、祝ジオパーク認定!ということで、西予市の“ジオ”なポイントや歴史のポイントを写真で巡ってみたいと思います。
それでは、どうぞ!!

最初は、西予市三瓶町の須崎海岸です。
見えている地層は「黒瀬川構造帯」の一部で、地殻変動で地層が垂直にそびえ立っております。

なかなか見応えがありますよ~。

この須崎海岸を対岸から見ると「寝観音」になります。
観音様が仰向けに寝ています。分かりますか?

続いては、西予市明浜町狩浜の段々畑です。
宇和島市の遊子の段畑にも負けない段々畑が続いております。
しかも、この段畑は石灰岩で作られております。

そして、ここは明浜町大早津の石灰鉱山跡です。
セメントの原料などに使用されていました。

こちらは、明浜にある「碆ノ手の鯨塚」です。
天保の飢饉の時にこの海に大きな鯨が現れ、そのおかげで、多くの人々が飢餓から救われたそうで、
宇和島藩主伊達宗紀公(天赦園の記事で紹介しましたね。)の御沙汰により、
「鱗王院殿法界全果大居士」と殿様級の戒名がつけられて供養されたそうです。

続いて西予市宇和町になります。
そうめん流しで有名?な「観音水」です。
全国名水百選に選ばれている湧水で、日量は約8,000トンです。

こちらは「法華津峠」です。
チャートの崖があり、ここから見る宇和海は「最高」の一言です。

ここは、宇和町の「山田薬師」。
昭和38年の豪雨で裏山から落ちてきたチャートの大岩がこちら。

宇和盆地は古くからの遺跡などもたくさんあります。
こちらは、「樫木駄馬古墳」。7世紀前後の古墳です。

こちらは、「笠置峠古墳」。
西南四国最古の前方後円墳で、4世紀始めに作られたそうです。

笠置峠古墳のある山の中腹にある「ものい嶽」という大きな岩から見る宇和盆地です。

こちらは笠置峠古墳の近くにある「岩木観音嶽」。(左です。)
これもチャートの大岩みたいです。
近くで見ると相当な迫力・・・。

左を見ると観音堂があります。
この大岩、洞穴部分から弥生時代の土器が出土したそうで、岩木観音嶽洞穴遺跡と看板が立っていました。

宇和で忘れてはいけないのは、この卯之町の町並みですね。
ライトアップイベント「卯のホタル」から1枚。

こちらは、西予市野村町の「桂川渓谷」です。
ここもチャートの断崖がそそり立って、かなりの迫力です。
先程の岩木観音嶽もそうですが、ここも「隠れた名所」です。
是非多くの方に見ていただきたいっ。

そして、「黒瀬川構造帯」の城川町。
しかし、これが黒瀬川構造帯だっ!という写真を撮り忘れましたので・・・看板でご勘弁を・・・
かつてはオーストラリアの所に位置していたものが、大規模な地殻変動でここまで移動してきたそうです。

城川町で産出されたアンモナイト(ですよね?)の化石。
城川では古生代から中生代の化石が多数産出されております。

こちらは、先程の看板の近くにある「岩上田」。
高さ約5mのチャートの岩の窪みでお米を作っています。
小さな田んぼは作ろうと思えばいくらでも出来るかもしれませんが、
私的にはこの田んぼが「日本一趣のある小さな田んぼ」です。

こちらは、城川町川津南の「穴神鍾乳洞」です。
中生代ジュラ紀の石灰岩で出来た全長約300mの鍾乳洞です。
この鍾乳洞、照明などはあるのですが、は普段は鍵が掛かって入れませんので、見学の際は西予市観光協会城川支部(0894-82-1111)までお問い合わせ下さい。

鍾乳洞といえば、もうひとつ、野村町大野ヶ原の「羅漢穴」です。
こちらは、全長545m。四国最大級の鍾乳洞です。
照明などはありませんので、ライトは必需品ですよ。
ヘルメットも忘れずに!自己責任で探検してください!!

そして、最後は「大野ヶ原」。
日本三大カルストのひとつ「四国カルスト」の一部です。
この写真は標高1,402mの「源氏ケ駄馬」に登る途中に撮ったものです。
源氏ケ駄馬という山の名前は、平家の残党がカルストの白い石灰岩を源氏の白馬と見間違えたという伝説からつけられたそうです。

最後に源氏ケ駄馬でのんびりくつろぐ牛をパチリ。
海抜0mから1,400mまで駆け足で紹介しましたが、まだまだ紹介していないところがたくさんあります。
知られていないところもたくさんあります。
また、機会があればご紹介します!

こちらが四国西予ジオパークのロゴです。
・・・ということで、「四国西予」ジオパーク認定おめでとうございます!
これを契機に西予市がどんどん盛り上っていくといいですね。
そして、次は世界ジオパークだ!!
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