西予市城川・城川郷(中城本家酒造合名会社)に行ってきました

南予にはおいしい地酒も、その酒造所もあるのですが
そういえば、これまであまりご紹介していなかったような・・

ということで、今回は西予市城川の「城川郷」さんをご紹介します。 (場所はこちら)
城川の中心部、道の駅「きなはいや」辺りから
国道197号を大洲・松山方向へ約4キロ、
車で5分ほど走ったところに「城川郷」さんがあります。

正式な社名は「中城本家酒造(なかしろほんけしゅぞう)合名会社」といいます。
国道から旧道に入った目立ちにくい場所にあるため
蔵元の場所をご存じない方も多いかもしれませんね。

お酒、造ってます って感じの
この入り口の雰囲気が好きです


お酒を造る蔵の中の様子も見せていただきました。

この時期は仕込みなど行っていないのですが
それでも掃除の行き届いた様子がうかがえました。

仕込み期間中は、それぞれの樽にこのような表示をしておくのだそうです。

こちらはお酒造りにとって最も大事な
米麹をつくる場所です。
作業の直前なのでしょうか、麹をつくるためのお米が用意されていました。

これは、樽にお米を入れるための道具。

こちらは、お酒を瓶詰めするための機械です。
1本1本、手作業で行われているんですね。

蔵元初体験で 何でも珍しいので、中ものぞいてみたりして・・。

こちらはお酒を濾過する機械です。(立てて使いますよ)

ここに載せてあるのは、城川郷さんで造られるお酒の、ほんの一部です。

ここを代表するのはやっぱり「城川郷」ですね。評判と人気は凄いそうです。
たくさん種類があります。たとえば
吟醸は、きめ細やかで口あたりのやさしいお酒。
大吟醸は、きめ細かい優しい口当たりで、深い呑み応えのあるお酒。

これは、城川郷さんが造られた「しずく媛」です。
『しずく媛』とは、愛媛県の蔵元の永年の夢であった『愛媛県産』の酒造好適米
『しずく媛』を使用した純米造りのお酒を、愛媛県酒造協同組合が審査し、
品質検査に合格したものだけを愛媛県の統一ブランドとして発売しています。
各蔵元のしずく姫を飲み比べてみるのも楽しいでしょうね。

これも人気の「尾根こえて」は、写真がとれなかったので、ラベルのみ(すみません

これ、布で風景画を作って、そこにラベル(黄色)を配置したものを
額に入れ、お店に飾ってあったものなんですが・・こういうのっていいですよね。
「尾根こえて 尾根のかなたの 花の寺」
川柳作家として注目された後に短歌の世界へと移っていった渡部可奈子さんが
幾重もの尾根の先にある、城川の龍沢寺を詠んだ句です。

それから是非ご紹介したいのは、このお酒「啐啄(そったく)」です。
このお酒、城川郷さんが蔵元100周年を記念して造られたものなんですよ。
「そったく」とは、ひな鳥が卵の殻の内側でつつく(啐)と、
母鳥がそれに応じて外側から殻をつつくこと(啄)を言うそうで、
造る側の心と飲む側の心が互いに応じることを願って命名したのだとか。
ポタリポタリとしたたりおちるしずくをあつめた純米酒で、
口当たりは上品、お米の甘さを感じる柔らかい香味が特徴です。
「啐啄(そったく)壱」大吟醸酒
「啐啄(そったく)弐」吟醸酒
「啐啄(そったく)参」純米大吟醸酒
なお、「啐啄(そったく)壱」は
平成22年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞しております!!

みなさんも是非、ご賞味ください
【中城本家酒造合名会社】
所在 愛媛県西予市城川町嘉喜尾1319番地
電話 0894-82-0146

なお、城川郷さんへお越しの際は、城川の「上辰ノ口(かみたつのくち)」というバス停付近から
旧道に入ります。(城川方向からだと、この写真の場所右折してください。)
どんぐりでした。
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