八幡浜市にある八幡浜第一防空壕へ行ってきました。

先日、ある事から八幡浜市役所の近くに防空壕があると聞いたので、早速、行ってきました。

八幡浜第一防空壕は、八幡浜市役所から徒歩で約5~10分のところにあります。
八幡浜第一防空壕1
八幡浜市役所から新町商店街の入り口へ向かいます。商店街には入らず反対方向の道を進みます。

八幡浜第一防空壕2
しばらく歩くと、上記写真の十字路へ着きます。柿本農機の看板が見えたら、右へ曲がります。

八幡浜第一防空壕3
右折後、突き当りを左折します。

八幡浜第一防空壕4
左折後、しばらく歩くと白い建物(写真中央)が見えますので、その建物のすぐ手前を右折します。

八幡浜第一防空壕5
右折する角には、防空壕の案内表示板があります。こんな街中に四国初の防空壕があるんですね。

八幡浜第一防空壕6
上記写真で軽トラックが走っている道と先ほどの白い建物のすぐ手前を右折した道がつながっています。

八幡浜第一防空壕7
防空壕は、愛宕山の麓にあるみたいです。
入り口の扉には鍵がかかっていますのが、「尾崎てんぷら屋」「此上製あん所」「柿本農機具店」で鍵が借りられます。
戦争の体験を後世に伝える趣旨から、鍵を借りれば防空壕を無料で見学することができるみたいです。

八幡浜第一防空壕8
おいらは、防空壕の道路挟んで向かい側にある「尾崎てんぷら屋」で防空壕の鍵を借りました。
鍵を管理されている方から聞いたのですが、貝ボタン工場を取り壊した際に、この防空壕があることが分かったそうで、今から10年ほど前の話だそうです。
防空壕には、ボタンの原料となる貝がたくさんあったそうですが、それを掃除してライトをつけて見学できるようにしたそうです。

八幡浜第一防空壕9
鍵で扉を開けると、やっぱり中は真っ暗です。入り口のすぐ右側の足元にライトをつける電源があります。

八幡浜第一防空壕10
コンセントを差し込みます。*帰るときに必ずコンセントを抜くのを忘れないように
また、入り口には見学者が記帳するノートもありますので、記帳も忘れずに!

八幡浜第一防空壕11
ライトを付けると思ってた以上に明るくなりました。これで、一人でも怖くないです。
奥へ進むと、やはり八幡浜!かまぼこの形の部屋です。立派なコンクリート造りです。
部屋の中心の高さですが、身長174cmのおいらが軽く手を伸ばしても天井に手がつかないぐらいの高さがあります。部屋の奥には、この防空壕を建設する際に私財を提供した方に送った感謝状が飾られていました。

八幡浜第一防空壕12
かまぼこ部屋の左壁の中央に通路がありました。
この通路は部屋よりも天井が低くなっていますが、おいらの身長ぐらいの高さだったので、屈まなくても歩けました。
また、この日は雨が降っていなかったのですが、床が水で濡れていました。

八幡浜第一防空壕13
通路のすぐ手前左側に、洗面台が2つありました。

八幡浜第一防空壕14
通路を更に進むと左側にトイレもありました。写真右上に通気口があるのが分かりますね。

八幡浜第一防空壕15
トイレのすぐ側にはもう一つの出入り口がありました。

昭和16年2月に完成した防空壕だから、真珠湾攻撃が行われるよりも前に完成したということになるのか。。。
この防空壕が米軍機の機銃掃射などで何度か市民の退避に使われたと入り口の表示板に記載されているところをみると、やはり戦争について考えさせられるものがあります。
そういえば、かなり前に亡くなったおいらのじいちゃんも戦争に参加したそうなのですが、おいらが戦争のことを何度訊いても「戦争はやっちゃいかん!」の一点張りで詳しいことを教えてくれなかったこと、その時に決まって悲しそうな顔をするじいちゃんをふと思い出しました。
子供が少し大きくなったら、この防空壕が戦争時に市民の避難場所として使われたことを伝えるため、子供3人を連れてもう一度見学に来たいと思いました。

最後に、戦争の体験を後世の人へ伝えるために取り組んでおられる関係者の方々、見学させて頂きありがとうございました。

以上、三間米大好き二名っ子(ふたなっこ)でした。

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