天儀鼻に行ってきました。

こんにちは。 どんぐりです。

今回は、愛南町にある景勝地、 「天嶬鼻」 (てんぎのはな)を ご紹介します。
(場所はこちら

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久良湾に突き出た岬(写真奥)の突端と、その先の岩礁一帯が、
足摺宇和課国立公園の景勝地の一つとなっています。

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ウバメガシの木立の中に、
周りの木々と どっちの背が高いんだか分からないような、
小さな小さな 白い灯台がありました。

「天嶬鼻灯台」
「天嶬鼻白石照射灯」

名前が二つ書いてありますよ。

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説明書きによると、小さいながらこの灯台の明かりは38キロ先まで届くそうです。

それと、塔の中央にあるレンズは、船舶の航行上、危険な場所といえる
白石という浅瀬に立てた標柱を照射するものだそうです。

・・なるほど、二役こなしてるから名前が二つあったんですね。



さて、景勝地の眺めを見るには、ここから遊歩道を下って行きます。

途中2箇所ある展望所も とても眺めがいいんですよ。

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右を見ると、旧西海町の高茂岬側になります。

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正面はこんな感じ。

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手前に見えるのが当木島(愛媛)
その向こうに遠く見えるのは全部高知の島々になります。
右から順に鵜来島、姫島、沖の島、蒲葵島、そして
陸続きに見えますけど左から伸びる部分の先端は柏島です。



そう言えば、当木島の形って 何かに似てません?

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キューピーが仰向けで寝てるように・・   ね!?



さて、遊歩道はまだ下へと続いていますが・・
これ、後で登らなくちゃいけないんでしたね。

下りるの止めるなら今だな、とか考えながら
どんどん下りていきます。

・・高低差約70mの登りが意外にキツイ事を 
肌身にしみて感じたのは言うまでもありません。
ほんとに笑っちゃいましたよ。 ・・膝が。  

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途中は ウバメガシにさえぎられて 周囲が見えませんが、
海の近くまで下りて ようやく見えました。

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この日、訪れたのが干潮の時間だったため 地続きになってますね。

潮が高いと 目の前に島が二つあるように見えて、
その姿のほうが僕は好きなんですが。

状況次第で 見える姿が変わるのは仕方のないことですネ。
潮の時間まで考えてませんでした


外海に面した側は 岩が激しい波と風に削られ
非常に荒々しい姿を見せてくれます。

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対する湾の内向き側はというと

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様子が一変し、普通のやや滑らかな岩の姿になります。
この極端な違いは実際に目で見てもらうと 面白いですよ。


地元でもあまり知られていないと思いますが、
ここには 宇和島以南では珍しい、砂浜があるんですよ。
その粒は1~2ミリ程度とやや粗めなので、
歩くとサクサクとした不思議な感じがします。


しばらくの間 砂浜に腰をおろして
風に吹かれながら ぼーっとしてきました。

いやぁー、 海って 本当に いいもんですねえ。(水野晴 風で)

是非皆さんも



・・・いやいや、
・・・今回ばかりはお勧めして良いものかどうか。



思い切って言いましょう。

ここに来る道・・   とにかく狭いんです!!
これをご覧ください。

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最後の人家を過ぎて約3、4キロ、ほぼ全区間が きっちり車1台分の幅で
見てのとおり ガードレールなんてありません。

右の山肌に当てるか、左に脱輪するか。 そんな不安ばかりが頭をよぎります。
急な斜面の下に目をやると 木々の間から時々見えるんですよね・・・ 海が。

万が一、対向車が来ても 避けるところなんてほとんど無いし
ここへ来たことを途中で後悔しても 引き返す場所もない。

「行くも地獄、戻るも地獄」とはこのこと。

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特に この標識の向こうは

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えーっと・・・。   ここは「遊歩道」ですか

道路の幅が ちょうど軽四自動車の横幅と同じですね。

しかもこの状態でカーブを曲がらなくちゃいけません

そうそう、大事なことをお伝えしておかなければ。
看板にある「60m」区間を過ぎても、その先 道は一向に広くなりませんからね。

ここに行き慣れた僕も、今回わざわざ実家の軽四を借りていったほどですから。


・・率直に言います。

この道は
①軽四自動車で来れる人で
②細~い道を最低200mはバックで下がれる人で、
③『自己責任』の意味を理解できるお方
に向いています。

あとは、対向車に出くわさない「強運」の持ち主であれば・・

自信のない方は 運転に慣れた方と来てくださいね



さて、この岬にはもうひとつご紹介したい史跡がありますが
道の説明が長くなってしまいましたので、次回ご紹介しますね。



どんぐりでした。



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