宇和島市指定史跡「中野逍遥の墓」

先日、家族で光國寺へお墓参りに行ってきました。
光國寺には、宇和島出身で有名な方のお墓が2つありますので、紹介します。
光國寺
光國寺には、市指定史跡である「中野逍遥の墓」、温泉マークの考案や日本初のバスガイド嬢を登場させバスによる観光案内を行い、別府大分観光の恩人と讃えられる「油屋熊八の墓」があります。
光國寺の場所はこちら

中野逍遥1
市指定史跡「中野逍遥の墓」の案内板です。中野逍遥についても書かれており、墓の場所も表示されていますので、参考にしてください。
「逍遥遺稿」に挿し込まれた一枚刷「発起人賛成者及出版費義捐金額」に、穂積陳重、児島惟謙、大和田建樹、夏目漱石、正岡子規などの名があることや、夏目漱石や正岡子規らと一緒に東京大学予備門に入学したことから、中野逍遥のすごさが分かるような気がします。
おいらが、中野逍遥と聞いて思い出すのが、和霊公園にある漢詩牌「道情」です。

油屋熊八
上記写真が光國寺にある「油屋熊八」の表示板です。
「油屋熊八の墓」の位置図はありませんが、光國寺に「油屋」姓の墓は一つしかありませんので、川沿いを探せば見つけられると思います。

中野逍遥 漢詩牌1
上記写真は、和霊公園にある中野逍遥漢詩碑です。

道情
道情 中野逍遥
「擲我百年命 換君一片情 仙階人不見 唯聴玉琴声」 

逍遥遺稿(正・外編)の外編にある道情七首の一首が石碑に刻まれています。
「我が百年の命を擲ち。君が一片の情に換ふ。仙階人見えず。唯玉琴の声を聴く。」
南条貞子に対する思いを詩にしたのでしょうか?

中野逍遥に興味がある方は、光國寺にあるお墓や漢詩碑がある和霊公園へ出かけてみてはどうでしょうか?
また、「逍遥遺稿」は訳文と原文を併載するかたちで岩波文庫から昭和4年9月に発行(訳者は笹川臨風と金築松桂です。)されていますので、読んでみたい人は、宇和島市立中央図書館で読むことができます。(貸し出しは禁止ですが。。)

以上、三間米大好き二名っ子(ふたなっこ)でした。

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