宇和島市三浦半島の「三浦権現山」です!
こんにちは。GONです。
今回は、以前の滑床渓谷や南予アルプスの記事で美しい写真を提供していただいた、南予地方局総務県民課のO係長が宇和島市の三浦半島にある「権現山」に登ってきたということで、写真と記事を提供していただきましたので(いつもいつもスミマセン。ありがとうございます!)御紹介したいと思います。
(三浦権現山の場所はこちら)
では、早速行ってみましょう! どうぞ!!
↓
↓
松山への異動が決まり、3年間の宇和島での単身赴任に終わりを告げることとなりました。そこで最後の思い出という訳ではありませんが、週末の20日土曜日に宇和島市の三浦半島にある旧宇和島市と旧津島町の境の「三浦権現山」へ行ってきました。
たまたまこの数日前、「山と渓谷」という山岳雑誌の4月号の記事に、地域の名山ということでこの山が紹介されているのを見つけ、それを読むと眺望もよく、なかなか登りがいのある山とのこと。
南予アルプスをはじめとして南予の山は大体登った自分としては、松山へ帰ったらなかなか来る機会もないため、行くなら最後のチャンスと思い決行しました。
前の日の夜、職場の同じ係の同僚に異動のお祝いをしていただき夜遅かったので、家を出たのは8時前。市内から三浦半島方面に向けて、無月トンネルを抜けて海に出ると、正面に権現山が見えてきます。

今まで、何度もここを通りましたが、改めて見るとなかなか端正な形の山です。別名「三浦富士」。地域によっては「嶽山」、「嶽の権現」と呼ぶこともあるとのこと。
残念ながら、この日は黄砂の影響なのか、空が霞んで視界は今一つ。風は強いが少し生ぬるく、まるで5月頃の暖かさ。

もう一つ、さらに近づき、豊浦トンネル付近からの姿。登攀意欲が湧いてきます。
ちなみに、宇和島にはもう一つ権現山があって、市内南部から見て南予アルプスの「鬼が城」の手間に鋭くそびえ立つ標高952mの権現山の方が知名度は高く一般的かも知れません。
国土地理院の地形図では両方とも「権現山」。山名からしてどちらも地域の信仰の山で、宇和島に二つあるので、外部に紹介する場合は、標高(489m)の低いこちらの方を「三浦権現山」と区別して呼ぶのでしょうか?

登山口から見た権現山です。登山口はいくつかあるようですが、雑誌に紹介されていたとおり、「三浦大内」バス停の近くの大内川を少しさかのぼって入るコースをたどります。(こちら)
登山口の案内標識はありません。というか、山頂までのコース全体に指導標など案内してくれるものは何もありません。(地元の人以外で行かれる方は、事前に地図等の下調べをしないと迷う可能性大です)

登山道沿いには、崩壊した石垣が目に付き往時が偲ばれます。今は竹やぶや杉林になっていますが、その昔にはこの道沿いに畑がかなり上まであったものと思われます。
歩いていて気になるのが、道のあちこちがほじくり返されていて、イノシシの仕業です。(途中の畑に近いところでは、イノシシ除けの電気柵も設置されていました)
こんな時単独行は心細く、どうかお目にかかりませんようにと祈りながら歩きました。(かつて山でばったり3匹の親子とご対面して、お互いにびっくりして走って逃げた経験あり)

谷あいの道を登りきると他の登山口からの道に合流して、ウバメガシのトンネルの尾根が50mほど続きます。

ウバメガシの林を抜けると送電用の電柱に突き当たり、ここを右に回ります。左に行くと津島の北灘の方へ降りる道に繋がるようです。標高300m弱で、ここまで自分の足で35分くらい。
ここから、しばらく行くと急な登りとなり、踏跡を追って進みますが、非常に滑りやすい地面で要注意。

急斜面を登りきると新辰野トンネル方面からの別の登山道へ合流し、さらに数分登ります。頂上に近くなってきました。

山ツツジのつぼみが大きくなっています。もうしばらくすると開花でしょう。

ようやく神社の鳥居のある山頂(東峰)へ到着。低山とはいえ、標高0mから約500mの登りで楽ではありませんでしたが、出発から約1時間弱くらいで行けました。

地元の信仰を集める神社。といっても、昔の建物は倒壊して周囲に廃材がそのままになっており、その跡に比較的新しい小さな祠が建てられています。ここで今回の帰路の安全を祈願。

山頂神社から北を望む光景です。雑誌の紹介どおりすばらしい展望です。残念ながら、もやっているため遠くははっきり見えませんが。天気次第では最高の眺めでしょう。

ズームアップして、平たい地面が見える所は下波の宇和海中学校。

こっちの平たいところは結出小学校。

こちらは反対方向の南側。津島の北灘湾が見えます。(もやと逆光のためはっきりしませんが)

この山は、山頂が東と西に分かれており、せっかくなので、三角点のある地図上の山頂である、神社から5分ほど歩いたところにある西峰(489m)に立ち寄ってみました。
神社のある東峰より少し高いのですが、残念ながらこちらの展望はよくありません。
十分展望を楽しんだ後、帰路は来た道を引き返しました。
帰りに急斜面で木をつかんだら腐っておりポキッと折れて、慌ててもう一本つかまったらこれもポキッ。見事に滑りこけました。山頂での神様へのお願いが効いたのか、幸い怪我はなかったものの、膝が泥だらけ。
それ以外は、イノシシ君にも遭うことなく、約50分ほどで無事下山。
総括として、道も一部を除いて比較的良好で、登山口から1時間ほどで手軽に登れ、展望も優れる穴場的な山で、宇和島最後の山行きとしては満足の行く結果でした。
ただし、行程中に標識などは一切ないので、もし、このブログを見て行かれる方は、事前準備をして自己責任でお願いします。(迷って道を尋ねようにも人に会うことはまずありません!イノシシに遭う確立のほうが高いかも)
・
・
・
・・・以上、O係長のレポートでした。
O係長ありがとうございました。
山関係は私も詳しくないのでO係長から色々教えて頂き、写真も多数提供して頂いたのですが、なんと4月に転勤!?・・・寂しいですねえ・・・
しかし、O係長、4月以降も南予アルプスはO係長を呼んでますよ!いつでも南予にお越し頂き、また美しい写真を見せて頂けることを楽しみにしています!
本当にありがとうございました。。。 GONでした。
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今回は、以前の滑床渓谷や南予アルプスの記事で美しい写真を提供していただいた、南予地方局総務県民課のO係長が宇和島市の三浦半島にある「権現山」に登ってきたということで、写真と記事を提供していただきましたので(いつもいつもスミマセン。ありがとうございます!)御紹介したいと思います。
(三浦権現山の場所はこちら)
では、早速行ってみましょう! どうぞ!!
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松山への異動が決まり、3年間の宇和島での単身赴任に終わりを告げることとなりました。そこで最後の思い出という訳ではありませんが、週末の20日土曜日に宇和島市の三浦半島にある旧宇和島市と旧津島町の境の「三浦権現山」へ行ってきました。
たまたまこの数日前、「山と渓谷」という山岳雑誌の4月号の記事に、地域の名山ということでこの山が紹介されているのを見つけ、それを読むと眺望もよく、なかなか登りがいのある山とのこと。
南予アルプスをはじめとして南予の山は大体登った自分としては、松山へ帰ったらなかなか来る機会もないため、行くなら最後のチャンスと思い決行しました。
前の日の夜、職場の同じ係の同僚に異動のお祝いをしていただき夜遅かったので、家を出たのは8時前。市内から三浦半島方面に向けて、無月トンネルを抜けて海に出ると、正面に権現山が見えてきます。

今まで、何度もここを通りましたが、改めて見るとなかなか端正な形の山です。別名「三浦富士」。地域によっては「嶽山」、「嶽の権現」と呼ぶこともあるとのこと。
残念ながら、この日は黄砂の影響なのか、空が霞んで視界は今一つ。風は強いが少し生ぬるく、まるで5月頃の暖かさ。

もう一つ、さらに近づき、豊浦トンネル付近からの姿。登攀意欲が湧いてきます。
ちなみに、宇和島にはもう一つ権現山があって、市内南部から見て南予アルプスの「鬼が城」の手間に鋭くそびえ立つ標高952mの権現山の方が知名度は高く一般的かも知れません。
国土地理院の地形図では両方とも「権現山」。山名からしてどちらも地域の信仰の山で、宇和島に二つあるので、外部に紹介する場合は、標高(489m)の低いこちらの方を「三浦権現山」と区別して呼ぶのでしょうか?

登山口から見た権現山です。登山口はいくつかあるようですが、雑誌に紹介されていたとおり、「三浦大内」バス停の近くの大内川を少しさかのぼって入るコースをたどります。(こちら)
登山口の案内標識はありません。というか、山頂までのコース全体に指導標など案内してくれるものは何もありません。(地元の人以外で行かれる方は、事前に地図等の下調べをしないと迷う可能性大です)

登山道沿いには、崩壊した石垣が目に付き往時が偲ばれます。今は竹やぶや杉林になっていますが、その昔にはこの道沿いに畑がかなり上まであったものと思われます。
歩いていて気になるのが、道のあちこちがほじくり返されていて、イノシシの仕業です。(途中の畑に近いところでは、イノシシ除けの電気柵も設置されていました)
こんな時単独行は心細く、どうかお目にかかりませんようにと祈りながら歩きました。(かつて山でばったり3匹の親子とご対面して、お互いにびっくりして走って逃げた経験あり)

谷あいの道を登りきると他の登山口からの道に合流して、ウバメガシのトンネルの尾根が50mほど続きます。

ウバメガシの林を抜けると送電用の電柱に突き当たり、ここを右に回ります。左に行くと津島の北灘の方へ降りる道に繋がるようです。標高300m弱で、ここまで自分の足で35分くらい。
ここから、しばらく行くと急な登りとなり、踏跡を追って進みますが、非常に滑りやすい地面で要注意。

急斜面を登りきると新辰野トンネル方面からの別の登山道へ合流し、さらに数分登ります。頂上に近くなってきました。

山ツツジのつぼみが大きくなっています。もうしばらくすると開花でしょう。

ようやく神社の鳥居のある山頂(東峰)へ到着。低山とはいえ、標高0mから約500mの登りで楽ではありませんでしたが、出発から約1時間弱くらいで行けました。

地元の信仰を集める神社。といっても、昔の建物は倒壊して周囲に廃材がそのままになっており、その跡に比較的新しい小さな祠が建てられています。ここで今回の帰路の安全を祈願。

山頂神社から北を望む光景です。雑誌の紹介どおりすばらしい展望です。残念ながら、もやっているため遠くははっきり見えませんが。天気次第では最高の眺めでしょう。

ズームアップして、平たい地面が見える所は下波の宇和海中学校。

こっちの平たいところは結出小学校。

こちらは反対方向の南側。津島の北灘湾が見えます。(もやと逆光のためはっきりしませんが)

この山は、山頂が東と西に分かれており、せっかくなので、三角点のある地図上の山頂である、神社から5分ほど歩いたところにある西峰(489m)に立ち寄ってみました。
神社のある東峰より少し高いのですが、残念ながらこちらの展望はよくありません。
十分展望を楽しんだ後、帰路は来た道を引き返しました。
帰りに急斜面で木をつかんだら腐っておりポキッと折れて、慌ててもう一本つかまったらこれもポキッ。見事に滑りこけました。山頂での神様へのお願いが効いたのか、幸い怪我はなかったものの、膝が泥だらけ。
それ以外は、イノシシ君にも遭うことなく、約50分ほどで無事下山。
総括として、道も一部を除いて比較的良好で、登山口から1時間ほどで手軽に登れ、展望も優れる穴場的な山で、宇和島最後の山行きとしては満足の行く結果でした。
ただし、行程中に標識などは一切ないので、もし、このブログを見て行かれる方は、事前準備をして自己責任でお願いします。(迷って道を尋ねようにも人に会うことはまずありません!イノシシに遭う確立のほうが高いかも)
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・・・以上、O係長のレポートでした。
O係長ありがとうございました。
山関係は私も詳しくないのでO係長から色々教えて頂き、写真も多数提供して頂いたのですが、なんと4月に転勤!?・・・寂しいですねえ・・・
しかし、O係長、4月以降も南予アルプスはO係長を呼んでますよ!いつでも南予にお越し頂き、また美しい写真を見せて頂けることを楽しみにしています!
本当にありがとうございました。。。 GONでした。
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