鬼北町にある明星ヶ丘文化の里へ行ってきました。

北宇和郡鬼北町にある明星ヶ丘文化の里へ行ってきました。
明星ヶ丘文化の里には、「鬼北町立歴史民俗資料館」、「武左衛門一揆記念館・大野作太郎地質館」、「明星草庵」があります。
明星ヶ丘文化の里にある建物には、中学生以下無料で、高校生以上なら入館料200円で全ての建物を見学することができます。
明星ヶ丘文化の里1
鬼北町立歴史民俗資料館」です。
同館1階は、日吉地区の特産品、お祭り、伝統工芸などが展示されており、2階は、おまん姫などの地域の民俗などを伝えるコーナーや農耕・和紙などの伝統産業が紹介されています。
おまん姫の話など結構不幸なものが多いです。

明星ヶ丘文化の里2
武左衛門一揆記念館・大野作太郎地質館」です。
武左衛門一揆記念館には、一揆の背景やてん末などの解説コーナーなどがあります。
武左衛門一揆は、1793年(寛政5年)に吉田伊達藩に起きた百姓一揆で、吉田騒動とも呼ばれています。飢饉と藩の圧政によって農民の生活が貧窮を極めていたとき、鬼北町上大野の百姓武左衛門が村々をまわり同士を募った結果、吉田藩領83ヶ村から大勢の農民が立ち上がり、23か条の要求を藩に認めさせたそうです。しかしながら、武左衛門は一揆の後、吉田藩の役人に捕まり処刑されたそうです。
大野作太郎地質館には、作太郎が発見したアンモナイトの化石や化石採集の足取りが紹介されています。
アンモナイトの化石には、発見者である大野作太郎の名が付けられ、「アナシビリテスオーノイ」と命名されたそうです。
明星ヶ丘文化の里3

明星ヶ丘文化の里4
明星草庵」です。この茅葺民家は大正時代の民家を復元したものだそうです。民家は土塀に囲われ、通用門や土倉があります。建物内にはいると土間や座敷があります。
おいら、なんだか広い畳の部屋をみると無性に寝転がりたくなります。

明星ヶ丘文化の里5
上の写真が「武左衛門憲章碑」で、下の写真が「武左衛門堂」です。
明星草庵の道路向かいにある武左衛門広場にあります。毎年、4月に慰霊祭、8月に六地蔵相撲大会が開催されているそうです。
明星ヶ丘文化の里6

こちらは、明星ヶ丘文化の里から車で5分から10分程度走ったところにある瑞林寺跡にある「武左衛門大いちょう」です。
瑞林寺跡1
上の写真だといちょうがわかりづらいですね。
この武左衛門大いちょうは、樹齢450年程度で、樹の周囲は6m、樹高は35メートルあるそうですよ。
武左衛門が埋葬したという寺の近くに立つこのいちょうを、村の人達がいつしか「武左衛門大いちょう」と呼び始めたそうです。
瑞林寺跡2
逆杖の公孫樹に負けず劣らずの立派ないちょうですね。

【明星ヶ丘文化の里】
場所:北宇和郡鬼町下鍵山
入館料:大人(高校生以上)200円、中学生以下無料
駐車場:有り(無料)
問い合わせ先:0895-44-2666
地図はこちら

以上、三間米大好き二名っ子でした。

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コメント

文化の里☆〃

日吉は本当文化の里ですよね~♪この文化の里は宇和町に勝るとも劣らないと思います!
私も縁あって日吉の「富母里(とんもり)神楽」やっておりま~す☆〃
しかし、吉田騒動では日吉ばかりじゃなく三間の存在を忘れてはいけませんよ!!\(^0^)/

Re: 文化の里☆〃

コメントありがとうございます。

日吉の「富母里(とんもり)神楽」やっておられるとは、すごいですね~。
って、どんな神楽なのか知りません。すみません。
三間町を知るには、鬼北地方とつながりを知ることも大切ですね。

富母里神楽☆〃

「富母里神楽」は日吉の富母里地区に伝わる「里神楽」です。
内容は、国指定重要無形民俗文化財の「伊予神楽」とほとんど変わりません。
違いは、「伊予神楽」が神職のみの「男神子神楽(おかんこかぐら)」なのに対し、
「富母里‥」は百姓が酒を飲みながら舞う「里神楽(さとかぐら)」ということです。
だから雰囲気はだいぶ違うかもしれません。。。
一度途絶えていたそうですが、大本神社の大野宮司が教員時代に富母里にいた時に復活させたそうです。
今は日吉神社の青木宮司が指導してくださってます。
現役メンバーは、16名。公務関係の方が多くなってます。d(^-^)

吉田騒動ですが、日吉の百姓一揆が目立って取り上げられますが、三間では庄屋や神職が百姓の盾となり
処刑されたり牢に入れられ苦労していますが、吉田御殿が騒動にならないよう、一揆を十本松峠から吉田に行かせず、窓峠から八幡村に向かわせて一揆を無事収束させました。

その昔居清良も、宇和や板島で百姓の一揆を説得しやめさせましたが、戦時においても平時においてもまことにできた殿様です。そのような先覚者がいたことが、三間の人柄を育てたのだと思います☆〃

Re: 富母里神楽☆〃

「富母里神楽」の説明ありがとうございました。
吉田騒動と三間の関わりについては、近いうちに三間町誌?などで調べてみたいと思います。

page963

「町誌」をお持ちでしたら、936ページをご覧ください。。
この四名がそのかたたちです。

また938ページに竹葉先生、943ページの最後に上甲先生が紹介されています。

Re: page963

情報ありがとうございます。

町誌はもっていないので、図書館か職場で確認してみます。

298~312

ではぜひ298~312ページを勉強されてください☆〃
このはなし。。ぜひひろく世にしらしめたい!
なにより三間のこどもたちに語りつぎたい!!(ノ△‰)
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